死は救済.com
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【終】だから ぼくの心臓、あげるよ。
──── きみの足りないところ、全部。どちらか、片方しか存在できないみたい。
【《02》の並行世界線 】《01》
君と僕は、同じ運命を辿る。
全ての感覚を、同時刻に共有し、生きる僕らは、
君は僕の死に、僕は君の生の引力に引かれ合う。一体、誰が邪魔しているの。
4月2日、この街である事件が起きた。
一夜にして何人もの人が意識不明の重体になり、
安らかに眠るように、順々に死亡が確認されている。
俺の存在ごと、まるでなかったみたいだった。
それでも、進むしかない。
「入間」と「卯崎」は「謎の生命体」に遭遇する !!
転校生
アダシノユウマ
化野優真
自由奔放
178㎝
18歳 ??
-
♥ アースカルチャー
✖︎ 注射
俺
入間の前に血
塗れ姿で現れ
た、異星人。
約束厳守する
条件で宇宙船
修復するまで
の間同居中。
後に、同高に
通う問題児。
家族に異常に
執着し、兄だ
と自称する。
地球人の肉体
に興味津々。
-
「会いたかっ
たよ、入間」
生徒会長
イルマ イツキ
入間唯月
寡黙
179㎝
18歳
4/2
♥ 何もない
✖︎ 宇宙人
俺
化野が問題を
起こさないか
監視するが、
彼と過ごす内
に日常が変化
していく。
化野に遭遇後
この街で事件
が起きていた
事実を知る。
過去の記憶と
重なるのか、
頻繁に精神不
安定になる。
両親
一人暮らし
「・・・大丈夫
か、そうか。
ならいい。」
入間のストーカー
ウサキ
卯崎(クローン)
天真爛漫
155(+5)㎝
17歳 ??
-
♥ いーくん
✖︎ 特になし
うさ
江國研究員に
生み出された
入間の従妹に
よく似ている
卯崎の代理。
頭の装置から
脳信号に従い
動いている。
入間に懐き、
使用済み私物
収集が趣味。
記憶が一部
喪失させられ
ている様子。
母(江國)
「いーくん、
大好きっ♥」
研究員の娘
エクニ サヨコ
江國紗代子
高嶺の花
158㎝
18歳
5/17
♥ 研究
✖︎ 秘密
私
エリート校で
ある星彩学園
に通う優秀で
容姿端麗な、
入間と緒環の
幼馴染。
知的好奇心が
旺盛で、父の
手伝いを積極
的に取り組む
クローンたち
の生みの親。
卯崎のことが
性的に好き。
父 娘たち
「あら、それ
はね入間くん
が素敵な人だ
からよ。」
不良生徒
オダマキシュウヤ
緒環秀弥
一匹狼
185㎝
18歳
5/29
♥ 煙草
✖︎ 幽霊
俺
入間と同じく
月世高等学校
に通う生徒で
江國は入間が
好きだと思い
込み、拗らせ
片想い中。
歳の離れた
姉妹がおり、
両親の代わり
に家事と育児
をしていた。
海神は相棒兼
妹弟が友人。
両親 妹二人
姉(都会在住)
「なんかあっ
たら言えよ」
オカ研部長
カタセミナト
片瀬湊
平和主義
192㎝
18歳
10/23
♥ オカルト
✖︎ 争い事
僕
星学のオカ研
の部長。慈善
活動が趣味の
超お人好しで
度々部員から
心配される。
事件後、美織
や江國を通じ
入間と接触。
幼馴染の恋森
を、誰よりも
大切に思う。
祖父 家政婦
両親海外在住
「この街のこ
と気に入って
くれたかな」
ギャル部員
キララ ミウナ
雲母美海
姉御肌
188㎝
18歳
8/19
♥ 部員
✖︎ オタクくん♥
あーし
部員の一員。
超記憶力のみ
で星学に合格
したオタクに
厳しいギャル
・・・ではなく
ただの同族
嫌悪である。
ただし部員に
は優しく仲間
思いな一面を
見せる。
父二人
「言いたいこ
とあるなら
はっきり言っ
てみなよ〜」
後輩部員
クルスノ ダイチ
栗栖野大智
楽観的
169㎝
17歳
9/7
♥ 面白いこと
✖︎ 退屈
僕
部員の一員。
基本敬語だが
稀に方言に。
部員も知ら
ない謎が多く
部長を揶揄う
発言が目立ち
剣崎からよく
叱責される。
入部理由は、
「面白そう
だったから」
不明
「ボランティ
ア部からの
脱却ですね、
部長!笑」
副部長
ケンザキシズネ
剣崎静寧
方正謹厳•天然
175(+6)㎝
17歳
1/11
♥ 夢に一途
✖︎ 虫
あたし
部員の一員。
副部長を務め
片瀬に恋慕を
向けている。
生真面目で
故にド天然。
オカルト知識
皆無だが熱心
に勉強した。
栗栖野とは馬
が合わず度々
口論する。
祖母 祖父
両親 犬
「ご無理なさ
らないで、
片瀬部長。」
湊の幼馴染
コイモリ -
恋森ほのか
内気
155㎝
18歳
4/3
♥ 写真
✖︎ 自分
わたし
部員の一員。
対話が苦手。
幼馴染の片瀬
と常に行動し
彼と謎の生命
体を目撃した
過去がある。
肌身離さず
持ち歩いてる
カメラは事故
で亡くした、
弟の形見。
両親
「嬉しいね、
よかった
ね・・・! 片瀬
くん・・・!」
留年生
ワダツミカイト
海神快斗
自由人
182㎝
19歳
7/15
♥ 人•煙草
✖︎ 不自由
俺
博愛主義の
ゆるゆるな
お兄さん。
頼れる助っ人
で緒環と話す
為だけに他校
へ赴いてる。
剣崎とは、
昔馴染みで
入間や緒環と
同じ東月影区
出身である。
両親 弟
「まきちゃん
火ぃちょうだ
い〜。お、
さんきゅ〜」
優等生
ンガミヤミオリ
栂宮美織
負けず嫌い
165㎝
18歳
3/8
♥ 勉強
✖︎ 敗北
あたし
双子の姉。
勤勉家で芸術
以外なんでも
卒なくこなす
優等生。事件
で姉妹を庇い
命を落とした
兄を尊敬し、
同じように
残された妹を
以前より心配
するように。
両親 妹
「兄は偉大だ
ったわ。あた
したち姉妹を
守ってくれた
んですもの」
双子の妹
ンガミヤミヤコ
栂宮宮子
マイペース
148㎝
18歳
3/8
♥ 創作漫画
✖︎ 辛い物
みや
双子の妹。
漫画の締切が
迫ると学業を
休む。化野と
気が合うのか
一緒にいる。
甘い物好きで
お菓子を大量
に学校に持ち
込んでいる。
夢の中の青年
を入間の他に
知る人物。
両親 姉
「みや知って
るよ、きみが
頑張り屋さん
なこと」
保護猫
シロ
(猫型)
純粋無垢
30㎝
-
-
♥ 家族
✖︎ 喧嘩
ぼく
溺死寸前の所
目撃した入間
に保護された
迷子の子猫。
入間に名付け
られた名前が
とてもお気に
入りな様子。
同居人の二人
から溺愛され
すくすく成長
している。
化野 入間
「にゃむ」
保護猫
シロ
(人型)
純粋無垢
142㎝
-
-
♥ 家族
✖︎ 喧嘩
ぼく
一度、施設に
預けるも、
何度も戻って
きてしまう為
飼うことに。
化野に異星人
であることを
見抜かれて、
人の姿へ擬態
する方法を彼
から教わる。
よく、寝る。
(寝てるフリ)
化野 入間
「あだしの、
いるま、けん
かは、めっ」
王女の側近
ス ズ
Suzu
従順
130㎝
-
-
♥ 弟(兄)
✖︎ 自由
ボク(オレ)
忠実な王女の
現従者。本体
は兄だが脳が
溶けて物事を
考えることが
できない為、
黒い物体の弟
が脳の役割を
果たし二本の
触手で器用に
掃除する。
-
「・・・ニア様」
「オニーチャン!
コッチダヨ!」
惑星の王女
ニ ア
Ni@
強か
158㎝
-
-
♥ 可愛い
✖︎ 汚いもの
アタクシ
惑星の王女。
化野の同胞。
美しい容姿の
幼馴染。
女郎蜘蛛の
ような八本の
触手を持つ。
蝶々は彼女の
一部であり、
追跡•把握する
能力がある。
-
「んもうっ
仕方ないなあ
今回だけなん
だからね」
病弱な従妹
ウサキ サキ
卯崎咲紀
一途
150㎝
17歳
3/3
♥ 兄さん
✖︎ それ以外
私
入退院を繰り
返している、
入間の病弱な
従妹。三年前
七夕の日に
満月を見る為
入間と車椅子
で外出した際
謎の生命体に
遭遇し重傷を
負い、その後
植物状態に。
父
母(行方不明)
「兄さんを一
人にしたくな
いのに・・・」
夢の中の青年
化野と遭遇後
に唯月が度々
夢の中で出会
う謎の青年。
同じ名字で、
月学の制服を
着用している
がお互い全く
見覚えがない
のに、どこか
寂しい気持ち
になる。
「今日って、
4月2日で
合ってる?」
「あれ、そう
なんだ・・・」
「早く帰らな
いと。きっと
父さんも、
母さんも、
心配してると
思うから。」
「ねえ唯月、
君がいてくれ
て良かった」
クローン1
150㎝
-
-
臓器の一部が
溶けてしまっ
た個体たち。
脳の大部分が
機能しておら
ず学習知能が
著しく劣って
いたり一人で
は排泄が困難
な個体も。
「兄さんどこ」
クローン2
150㎝
-
-
見た目は全く
オリジナルに
同等で遺伝子
も同じであり
見分けがつか
ない。異星人
の遺伝子と、
組み合わせた
存在で、新人
類だという。
「兄さん遊ぼ」
クローン3
150㎝
-
-
元々は医療用
クローンで、
薬の治験や、
臓器提供元や
人の代わりに
活躍し犠牲を
減らす目的で
生まれた命。
脳移植し続け
たら人間は、
「痛いよ・・・」
【《01》の並行世界線 】《02》
今まで育ててくれた両親にプレゼントを用意したい。何を渡したら、喜んでくれるかな。望まれていたのは、僕じゃないみたい。
4月2日、この街で飛び降り事故があった。彼は、交友関係も広く悩みなど無さそうに思えた。
前日、家族間でトラブルがあったと友人は語った。
イブキの花言葉は〝あなたを守る。〟
私は、誰かを守れるような強い人になる。
どうか、諦めないで。先にある未来を。
「入間」と「卯崎」は「謎の生命体」に遭遇する !!
病弱
イルマ ユウマ
入間優真
人懐っこい
178㎝
17歳
4/2
♥ 家族•ゲーム
✖︎ 一人
俺
先天性疾患で
幼少期から手
術を繰り返す
も多くの友人
に恵まれ充実
した学生生活
を送っていた
・・・はずが、
18歳の誕生日
に屋上から
飛び降り、
意識不明に。
両親
(実家暮らし)
「ううん、
笑ってくれた
なら、それで
いいんだ。」
劣等生
ンガミヤミヤコ
栂宮宮子
達観
148㎝
17歳
3/8
♥ ともだち
✖︎ 痛いこと
みや
入間に声を、
掛けてくれた
女子生徒。
医者家系で
優秀な兄の
捌け口にされ
ており見えな
い箇所に大量
の痣がある。
彼が飛び降り
た後も、毎日
病院へと足を
運んでいる。
両親 兄 姉
「明日もきみ
とこうして話
せたらいいな
って思うよ」
異母妹
ウサキ サキ
卯崎咲紀
無愛想
158㎝
16歳
3/3
♥ あなた
✖︎ それ以外
私
入間の従妹。
健康体。恋愛
に対し諦念的
で冷めている
がいつか夢中
になれる様な
恋がしたい。
入間と一緒に
謎の生命体に
遭遇するが、
同時に彼女の
人生を大きく
左右する。
両親
「私、あなた
のいない世界
がつまらなか
ったの・・・!」
幼馴染
エクニ サヨコ
江國紗代子
高嶺の花
158㎝
17歳
5/17
♥ 研究
✖︎ 秘密
私
入間と緒環の
幼馴染。
研究に明け暮
れる日々の中
幼馴染の片方
が飛び降りた
ことを知り、
彼の理解者で
ある宮子と共
に真実を世間
に伝えるべく
彼女に協力を
するように。
卯崎のことが
好きで幼少期
から彼女を心
配している。
父
腐れ縁
オダマキシュウヤ
緒環秀弥
兄貴肌
185㎝
17歳
5/29
♥ 料理
✖︎ 幽霊
俺
入間と同じく
月世高等学校
に通う生徒。
ある日突然
幼馴染が飛び
降りたことを
知り、戸惑う
最中、同級生
で同じ学科の
宮子と接触し
彼が飛び降り
る前日の話を
聞くと、海神
や江國と共に
宮子に協力
することに。
父 母 妹二人
姉(都会在住)
教祖の息子
カタセミナト
片瀬湊
192㎝
17歳
10/23
♥ オカルト
✖︎ 争い事
僕
傷だらけの
入間の心配を
してくれてた
他校の生徒。
ここでは教祖
にならない。
度々、見かけ
ると心配し、
話を聞いたり
手当をして
いたのだが、
ニュースで彼
の飛び降りを
知り、真実を
知るべく宮子
たちと関わる
ことになる。
祖父 家政婦
兄的存在
ワダツミカイト
海神快斗
182㎝
18歳
7/15
♥ 人•煙草
✖︎ 不自由
俺
博愛主義の
ゆるゆるな
お兄さん。
頼れる助っ人
で緒環と話す
為だけに他校
へ赴いてる。
入間や江國、
緒環と同じ
東月影区の
出身である。
親戚である
栂宮家とは気
不味いながら
緒環を放って
おけず、協力
してくれた。
両親 弟
遭遇後
イブキ サキ
伊吹咲紀
158㎝
17歳
3/3
♥ あなた
✖︎ それ以外
私
遭遇後両親が
離婚し、母の
旧姓に。現在
母子家庭。
前髪を切る。
父があなたに
殺されあなた
も行方不明に
なり兄も植物
状態になって
しまった。
負けたくない
一心で江國、
緒環や片瀬、
海神と共に、
宮子に協力
することに。
母
遭遇後
イルマ ユウマ
入間優真
178㎝
18歳
4/2
♥ 家族•ゲーム
✖︎ 一人
俺
植物状態で
ある事実を
知れない。
誰かから話し
かけられるが
理解できない
言語のよう。
なのに、唯一
彼、唯月と
だけは、会話
が成立した。
なぜだろう、
初対面のはず
なのに、彼と
話すと無性に
涙が出そうに
なる。
????
error
謎の生命体
220㎝
-
-
♥ error
✖︎ error
-
入間と卯崎の
目の前に現れ
た、生命体。
攻撃する様子
はなく目の前
で立ち尽くし
ている。触手
で身体が持ち
上げられ青緑
色の体液を垂
れ流しながら
触手で身体中
に空いた穴を
埋める姿は、
傷口を塞ごう
としている様
にも見える。
その後
????
謎の生命体
咲紀の父親を
殺害後、消息
不明。
入間の父親
イルマ ハル
入間晴琉
不器用な愛妻
家。教師。
入間の母親
イルマ サラ
入間咲良
美人な一卵性
双生児、伊吹
姉妹の、姉。
卯崎の母親
ウサキ サナ
卯崎咲那
美人な一卵性
双生児、伊吹
姉妹の、妹。
卯崎の父親
ウサキ イズミ
卯崎一澄
咲良の同期の
元医師。
【続】
《04》
僕らは生まれた。
奇跡的な確率で。僕は ────病弱。
君は ───健康体。僕らは、双子だ。
今日この日まで。
4月2日、今日は僕らの誕生日。
もういなくなりたい。どこにもいけないから。
✦
「おねがい、そんな悲しいこと。言わないで」「 ……でも、いいよ。
さみしくなったら、お兄ちゃんのとこ
会いにきていいよ。ほんとは、嬉しかった。そうなったら、
お兄ちゃんもきっと、会いたくなっちゃうから。」
【始】
《00》
4月2日、あの日
そして彼だけじゃなく、彼女もまた。」
【後日談】
《03》
4月2日、この街に君は
✦
人魚姫は 海から見える あの水面に映る月を
本物の月だと信じ 知らないまま 生きていた。
あなたに出会い 本物の月を 初めて目にする。海の外の 世界と そこで生きる
あなたに興味を抱き 思いを馳せた。水面から 陸へ進み その先へ。
苦しい環境下 慣れない世界で。
その痛む足で地を歩くことを選んだ。
泡になろうと構わないと進んでいく。どこまでも。君は誰よりも美しい。遠く近い世界にある。
あの月に 焦がれて。そうして
人類は 月面に着陸した。大丈夫、
不可能ということはない!
僕らは出会う。違う形で。
彼女は願う。同じ未来を。さあ進もうか、その先へ。